愛と憎悪の表裏一体、支配欲、虚栄心。それらを澄んだ声と軽やかな旋律
に包み込んで歌う。若きケイト・ブッシュがエミリー・ブロンテの長編小説『嵐が丘』
の世界観に触発されて作った。

テレビ番組「恋のから騒ぎ」のオープニング曲としても知られる。
主人公の青年ヒースクリフは、幼なじみのキャサリンと相思相愛だったが、
キャサリンは別の男性と結婚し、ヒースクリフは復讐に燃える。

ケイトはキャサリンの立場で詩を書き、演じるように歌う。
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「あなたを憎んだし、愛してもいた」「ヒースクリフ、私よ、キャシーよ、帰っ
てきたわ。本当に寒いの、窓を開けて私を中に入れて」

小説にはこんな場面がある。嵐が丘の屋敷で客人がまどろんでいると、

「入れて」と窓をたたく幼女が外に現れる。彼女は「キャサリン・リントン」と名乗り、

「帰ってきたの。荒野で道に迷っていたのよ」と嘆く。

1978年のアルバム「天使と小悪魔」に収録。