ホイットニー・ヒューストン YouTube

歌手の優れた表現力、選曲者と編曲者のセンスが最大限に発揮され、
埋もれかけた作品が名曲として蘇る。

デイオンヌ・ワーウイックで1位を記録した「愛のハーモニー」、
それに続くホイットニーのこの曲も、その代表作品である。

原曲は77年の映画、プロ・ボクサーのモハメッド・アリを描いた
「アリ/ザ・グレイテスト」用に書かれ、邦題「愛は偉大なもの」として
ジョージ・ベンソンの歌でサントラ・アルバムに収録された。

それから8年後の85年、作者のマイケルがホイットニーの
デビュー・アルバムをプロデュース、彼はそこでこの楽曲を選曲する。

アリスタの社長、クライヅ・デイヅイスの反対を押し切り、
そしてホイットニーで3曲目の全米1位に輝く。

ホイットニーが主演した映画「ボディガード」の主題歌として、この作品
は数多くの音楽ファンの記憶に強く焼き付けられているが、原曲は同一作
とは思えないほど素朴なカントリー・ナンバーだった。

作者の女性歌手、トリーはこの作品を74年に発表、カンリー分野で1位を記録、
82年には自身が出演した映画「テキサス1の赤いバラ」(未公開)の挿入歌に
使用した。

だが、音楽ファンの記憶からこぼれたこの曲を、デヅイッド・フォスターが
プロデュース&編曲、ホイットニーの歌唱力と表現力を際立たせるドラマチック
なバラードに変えた。

作品は全米1位、93年のグラミー賞2部門受賞、同年の代表作になる。